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マイクロソフトのオープンな IIoT アプローチが製造業者の俊敏性を高める理由

未来の工場の風景で打合せをする2人の紳士

 

※本ブログは、米国時間 2020 年 2 月 6 日に公開された How our open IIoT approach makes manufacturers more agile の翻訳です。

Azure IoT Suite を 2015 年に発表 (英語) するまでにも、IoT のビジネス価値を最大限に引き出すことができるよう製造業者を支援していたマイクロソフトは、エンタープライズにおける数十年に及ぶ経験を基に、瞬く間に産業用 IoT (IIoT) のイノベーターとなりました。そして、マイクロソフトのソリューションは、何十億ものさまざまな資産をつなぎ、大量のリアルタイム データを処理し、エッジに AI を展開する作業を支えてきました。さらに近年、OPC UA を利用してエンドツーエンドのセキュリティを提供する初の主要クラウド プラットフォームとなったマイクロソフトは、その功績により製造向け IIoT プラットフォームのリーダーとして認められるまでになります

その成功の鍵となったのが、オープン性を追求する取り組みであり、IIoT の領域で当社が際立つ存在となった理由でもあります。マイクロソフトの IIoT アプローチのあらゆる面で中心となるのは、各種のシステムおよびデータ形式に適用できるソリューションです。オープン性に対する重点的取り組みによって相互運用性の実現が簡素化されることで、製造業者はこれまで業界を特徴づけてきた各社固有のインターフェイスから抜け出し、顧客のデジタル変革への道を開くことができるようになっています。

オープン スタンダードで柔軟性が向上

マイクロソフトでは長年、基盤となる戦略として「オープン性」を推進してきました。たとえば、1994 年には OPC Foundation と提携し、Open Platform Communications Unified Architecture (OPC UA) を開発しましたが、この規格は、製造業者がベンダーにとらわれず多様なデータセットを容易に比較し分析できるようにする取り組みにおいて最初の大きな一歩となりました。数年後には、クラウドと IoT テクノロジの出現により、マイクロソフトは OPC UA 規格を利用したクラウド通信での相互運用性を促進する先駆的役割を果たすようになります。

マイクロソフトは、製造業者は異なるシステム間をつなぎ、通信することが重要になると、早い段階から既に気付いていました。そのために、IIoT ソリューションで全面的に OPC UA 規格に対応する体制を整えました。これにより製造業者は、それらのソリューションを当社のスタックに統合できることを知った上で、最もニーズに合った機器やツールを自由に選択できるようになりました。

しかも、その柔軟性は OPC UA 自体にも及びます。マイクロソフトは OPC UA 規格への準拠を推奨していますが、必須要件というわけではありません。IIoT サービスはすべてオープン ソースだからです。

オープン スタンダードでデータを解放し、よりスマートな意思決定が可能

このインダストリー 4.0 の時代、組織全体でデータを収集し分析できる能力は、最も効率的なマシンやシステムを使用することと同じくらい重要です。しかし、独自のデータ形式が邪魔をして、ロケーション間で情報を比較できず、顧客が求めるビジネスの洞察を得る上で妨げとなることがあります。

マイクロソフトのソリューションなら、異なるプラットフォームをつなぎ、さらにデータを共通のオープン形式へと標準化できます。これにより、即座に組織全体でデータを比較して、大幅なコスト削減につながる重要なビジネス チャンスやプロセスを新たに特定することが可能になります。

数十年にわたりデータが有益かつ実際的な意味を持ち続けることもある製造業者にとって、この機能は欠くことのできないものです。オープン スタンダードにより、製造業者は過去のデータにアクセスして分析できるようになるだけでなく、将来の状況により適応しやすくなるため、変化にも強くなります。従来の形式やシステムに縛られる必要がなくなるので、ニーズの変化に応じて現場の機器を取り替えたり、ソフトウェア ソリューションをアップグレードしたりといった作業を、過去のデータへのアクセスに支障をきたさず行えるようになるためです。

オープン スタンダードで信頼を築く

マイクロソフトは、セキュアかつオープンな最先端ソリューションを開発する能力を備えた、信頼できる IIoT パートナーとしても高い評価を得ています。たとえば、シームレスな相互運用性を全面的に確保する目的で、お客様固有のデータをクラウドに転送する前にすべてオープン形式に変換しています。マイクロソフトは現在、この機能を提供する唯一のクラウド ベンダーです。

このような機能は、ビジネス価値を生み出すだけでなく、セキュリティの強化にも役立ちます。プラットフォームやデータ ストリーム全体の可視性を高めるだけでなく、製造業者が生産ライン全体を 1 つのダッシュボードから確認できるようにすることで、マイクロソフトは、アクセス、認証、検証、暗号化を管理するプロセスを簡素化します。これを、IoT のサイバーセキュリティに注ぐ包括的な努力と合わせることで、お客様にとってイノベーションと保護の両面で一貫して頼りになるエコシステムを提供しています。

Open Manufacturing Platform (OMP) を通じてオープン スタンダードを利用する

製造業者や機械メーカーが求めるオープン性と相互運用性を兼ね備えた IIoT プラットフォームの開発におけるマイクロソフトのリーダーシップは、昨年 BMW と共同で創設した、製造業者間の提携とそのバリュー チェーンの構築につながりました。Open Manufacturing Platform (OMP) と呼ばれるこの業種間共通のイニシアチブの目標は、共通の問題を解決することを目指すオープンなアプローチに従って、製造におけるイノベーションを大規模に加速させることにあります。クラウド ベンダーに一切依存しない OMP は、メンバーに完全なオープン ソースのスマート ファクトリー ソリューションを開発するための仕様や、場合によってはコンポーネントさえも提供し、新たな IIoT アプリケーションをもたらします。その目的は、より多くの産業組織がオープン テクノロジから学び、利益を得ることができるようにすると共に、業界の課題を解決する新しい方法を考え出すことができるよう支援することです。

OPC Foundation のプレジデント兼 CEO である Stefan Hoppe 氏は、次のように述べています。「これは製造業にとって非常に素晴らしいニュースです。長年、各社は独自の閉じたエコシステムを推進してきましたが、今後はオープンな開発を目指す OMP の取り組みが未来の製造を形作ることでしょう」

 

マイクロソフトは、オープン性を追求する重点的取り組みによって、IIoT の領域でリーダーとなり、今日のスマート マニュファクチャリング時代の先駆けとなりました。OPC UA (英語)、およびマイクロソフトの製造 IoT が OPC UA を用いて IIoT の領域全体にわたって新たな価値をもたらす仕組みについてぜひ詳細をご覧ください。

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