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トヨタ マテリアル ハンドリング グループが、AI や IoT などのテクノロジを活用し、フォークリフト、工場、サービス、物流のデジタル トランスフォーメーションを実現

トヨタ マテリアル ハンドリング グループ

※ この記事は 2019 年 4 月 8 日に日本マイクロソフト News Center より発信されたものです。
※本ブログは、米国時間 4/4 に公開された ”Toyota Material Handling Group innovates forklift, factory, service and logistics solutions with digital transformation の抄訳 (しょうやく) です。

トヨタ マテリアル ハンドリング グループ (TMHG: Toyota Material Handling Group) は、世界最大のフォークリフト製造会社です。同社のお客様は、倉庫用の運搬車や機器の他にも様々なものを必要としています。こうしたニーズに応えるため、グローバルに事業展開する同社は、デジタル イノベーションおよび有名なトヨタの主義であるリーンで効率的な製造方式を元に、物流ソリューションを拡張し、充実させています。

トヨタ マテリアル ハンドリング グループ は、人工知能や拡張現実、モノのインターネット (IoT) を活用したソリューションを提供することで、世界中で発展を続ける電子商取引にお客様が対応できるよう支援すると共に、商品を迅速に、頻繁に、正確に、そして安全に届けられるようにサポートしています。

マイクロソフトの技術を活用した同社のソリューションは、コネクティッド フォークリフトやフィールド サービス システムなどを含む現在すでに利用可能なものから、インテリジェント オートメーションや物流シミュレーションへの道を切り開く AI を駆使したコンセプトまでさまざまです。これらはすべて、効率の最適化や運用支援、そして継続して改良を続ける「カイゼン」といったトヨタの基準を元に設計されています。

「われわれは、よりシステム化された物流ソリューションや、サービスのデジタル オートメーション、AI 分析や IoT の方向に向かっています」と、愛知県に拠点を置く豊田自動織機 (Toyota Industries Corporation) の一部門である トヨタマテリアルハンドリンググループ にてアソシエイトディレクター 兼 CIO を務める伊藤寿秀氏は語ります。「もちろん、フォークリフト車の改良も続けます。われわれの原点ですから。ただ、お客様はより効率的な物流を求めており、われわれはデジタル イノベーションによって事業を加速させ拡大する必要があるのです」

ドイツで開催されたハノーバー メッセにて、トヨタ マテリアル ハンドリング は、リーン物流と事前トレーニングされたインテリジェントなフォークリフトによる未来の倉庫のビジョンを披露しました。Microsoft Azure の機械学習と IoT サービスにより、お客様の倉庫の仮想モデル、すなわち「デジタルツイン」を用いて、車両が素早くナビゲーションを学習できるようになります。お客様は、運搬車が物理環境と仮想環境で相互作用している様子が体感できます。

物理環境をシミュレーションしてビジュアル化することにより、業界で最も大きな課題のひとつが解決できます。その課題とは、カスタマイズされた IoT ソリューションを展開するまでには時間がかかるということです。導入には通常 6 か月から 1 年ほどかかるものの、機械学習とデジタルツインを利用することで大幅に時間が短縮できます。

「お客様にとって、これは非常に重要な利点です」と、伊藤氏はこのプロジェクトについて語ります。同プロジェクトは、トヨタ マテリアル ハンドリング ヨーロッパ が手がけたものです。

導入されたインテリジェント フォークリフトやその他の無人搬送車 (AGV) は、実際の状況に適応して継続的に性能が改善され、群れになって他のマシンとコミュニケーションを行い、正しい車両を正確なタイミングで適切な作業へと向かわせます。

トヨタ マテリアル ハンドリング ノースアメリカがマイクロソフトと取り組んでいるファクトリー イノベーション プロジェクトでは、機械学習も大きな役割を果たしています。両社のエンジニアは、音を使って AI アルゴリズムを構築し、溶接の品質を評価し検証しています。この工程は、フォークリフト製造の重要な部分です。

今年はじめには、両チームがトヨタ マテリアル ハンドリング インディアナ工場の溶接工と協力し、工場現場の音を録音しました。その後、両チームは製品の品質や顧客満足度を向上させるとともに、新入社員により良いトレーニングの機会が提供できるよう、機械学習プラットフォームを開発しました。

「機械学習や AI を利用して、ビッグデータを迅速に分析するなど、人間だけではできないことに取り組んでいます」と伊藤氏は話します。「AI 分析によって新たなソリューションが生まれ、人は自分の脳を活用する時間ができます。これは非常に重要なことです。AI と共同作業することで、すべての人やモノの生産性が高まるのです」

伊藤氏が トヨタマテリアルハンドリンググループ の CIO に着任したのは 2017 年のこと。それまで、同氏はグループ内において物流システムやフォークリフトの研究開発、高度システムソリューションといった部門のリーダーを務めていました。こうした部門での経験が、機器や物流、そしてお客様のことに至るまで、業界のさまざまな側面を理解することに役立ちました。

「お客様の視点こそが、重要な視点です」と伊藤氏。「私が主に担当しているのは IT 領域ですが、IT はお客様やわれわれの事業チームの業務改善を支援しなくてはならないのです」

伊藤氏は、同社がフォークリフト車両を集中管理する車両管理システムなどの価値あるソリューションを提供できるようになったのは、Azure のグローバルなスケールとサービスのおかげだといいます。Azure IoT Edge と、今春に展開予定のテレマティクス ソリューションにより、お客様はフォークリフトの利用状況が追跡できるだけでなく、メンテナンスの計画と予測が可能となり、倉庫内の効率改善と安全性向上が見込めるのです。

また、トヨタマテリアルハンドリンググループ は、昨年 Dynamics 365 を活用した新たなフィールド サービス ソリューションも導入、プロアクティブなコネクティッド サービスを実現し、お客様に最大限の稼働時間を提供すべく取り組んでいます。アジアでは、Azure 上で稼働するコネクティッド フィールド サービス用モバイルソリューションを発表しています。今後は、予測メンテナンスの実現に向け Azure IoT を工場で活用する予定です。

このほかにも、同社ではマイクロソフトのプラットフォームを活用し、完全統合されたディーラー管理システムを北米で開発しています。また、トヨタ マテリアル ハンドリング ヨーロッパ と トヨタ マテリアル ハンドリング ノースアメリカが協力し、さまざまなデータソースを元に強力なカスタマーポータルを用意、デジタル社会におけるお客様の期待に応えようとしています。

「事業を拡大し、お客様の視点をより深く理解して満足度を高めなくてはなりません」と、伊藤氏は語ります。「とはいえ、自社ですべてができるわけではありません。だからこそ、マイクロソフトがパートナーとして、われわれのデジタル トランスフォーメーションを加速させるべく提供してくれるものはすべて、大変刺激的だと感じています」

ハノーバー メッセでは、持続可能な未来の構築に向けたマイクロソフトのパートナーの取り組みを紹介しています。

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