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暮らしをひとつ上のステージに導く、福井県の DX 推進〜福井県と日本マイクロソフトの DX 連携協定式レポート〜

杉本達治 福岡県知事とリモート参加の佐藤亮太 日本マイクロソフト執行役員常務兼パブリックセクター事業本部長

2021 年 2 月 10 日 (水) に、福井県庁特別会議室において、福井県と日本マイクロソフトとの間で結ばれる「「行政×DX」に関する連携協定」の協定式が行われました。署名者は、福井県の杉本達治知事と日本マイクロソフトの執行役員常務兼パブリックセンター事業本部長の佐藤亮太。福井県では新型コロナウイルスの感染拡大警報が発令中ということもあり、佐藤は Microsoft Teams でのリモート参加となりました。

知事が先頭に立って DX 推進を牽引

杉本知事はまず、「私は 2019 年の県知事就任以前から働き方改革の推進を掲げ、DX の推進を大きな柱として位置づけてきたが、このコロナ禍において、情報の連携ができていなかったり手続きが煩雑になってしまったりして、県民の皆さまに行政サービスを届けるのに時間がかかり、経済的にも影響を与えてしまった」と、DX 推進の必要性と緊急性を実感した経緯について語りました。福井県では、2020 年 10 月にプロジェクトチームを立ち上げ、DX 推進を加速しています。

そんななか、日本マイクロソフトとの間には、2019 年 4 月から福井県庁で Office365 を導入した関係もあり、2020 年 1 月に働き方改革をテーマにした福井県の部局長や職員向けセミナーを日本マイクロソフトが実施。杉本知事はそのなかで、日本マイクロソフト自体がトライ&エラーを繰り返しながら DX と業務改善を進めた経緯を知り、「そういった経験から得た知見を取り入れたい」と感じたことが「「行政×DX」に関する連携協定」を結ぶに至った理由のひとつだったと語りました。

連携協定の4つのプログラム

4 つの柱について具体的なビジョンを提示

「「行政×DX」に関する連携協定」は、福井県における効率的な行政運営を目指すべくデジタル技術の利活用を促進し、迅速な行政運用および 17 市町とも連携した県民向けの行政サービスの向上を図り、福井県の未来を豊かなものにすることを目的としており、4 つの柱から成り立っています。杉本知事は挨拶のなかで、4 つの柱についてそれぞれ具体的なビジョンを語りました。

まず「働き方改革を柱とした行政の DX 推進」については、「まずは行政を行う組織・事業所として、新しいサービスやアプリケーションを活用し、現場や自宅にいてもオンラインで会議に参加できるような環境をつくっていく」と、自分たちが先頭を切って DX ツールを活用し、働き方を変えていくことを宣言。続いて「デジタル人材の育成の支援」については、「DX を進める上で一番重要なことは、行政のなかにいる私たち自身が DX について理解すること」とし、全ての職員が一定程度の DX に対する理解を持つことと、各部門における DX リーダーの育成を行うと語りました。

そして「市町の行政 DX 実現」については、「ワンストップ、さらにはノンストップでの行政手続きを実現する」ために、県、市、町の調整システムを一元化することを目指すとし、「システムの一元化はサービスの一元化に結びつく。このシステムを私たちからのアウトプットが住民の皆さんに一元的に届く“県民主体の県政”に結びつけていきたい」と展望を語りました。最後に「官民データ連携基盤の検討推進」については、「キーワードはオープンデータとビッグデータ。行政が持つデータを民間で活用しやすい環境に置き、民間にあるビッグデータを新しい制作に役立てていく」と力を込めました。

杉本知事は、「この「「行政×DX」に関する連携協定」によって、福井県の行政、そこから派生した生活や産業をひとつ上のステージに上げていきたい。マイクロソフトさん、これからもよろしくお願いします」とこの協定への期待を表明し、挨拶を終えました。

DXの先を見据えて寄り添う日本マイクロソフト

続いて日本マイクロソフトからのご挨拶として佐藤亮太から「日本の働き方改革はまったなしの状況。福井県の職員の方々の働き方が変わることで、より住民に寄り添う時間ができるはず。県民主体の政策がさらに加速し、具現化していくことをお手伝いしたい。我々自身の成功体験、失敗体験を生かした、いろいろな側面からの支援ができると思っている」と、抱負と決意を語りました。

さらに佐藤は、行政における DX 推進の意義について「単に紙ベースのものがデジタルに置きき変わるだけではなく、デジタルならではの利点や蓄積されるデータを横串にすることで、新しくて便利なサービスが生まれる」と語り、「デジタル技術はあくまでツールであり、目的はデジタル技術を活用して社会や生活の質を向上させること。その先に見えてくるのは真のスマートシティに向けたコンセプトや道のり。その道のりを共に寄り添いながら歩んでいきたい」と、未来に向けた展望を示して挨拶を締めくくりました。

リモート協定式の様子1

リモート協定式の様子2

新時代を共に歩む第一歩にふさわしいリモート協定式

いよいよ行われた協定式では、杉本知事と佐藤が電子文書に電子ペンを使って署名。離れた場所からリアルタイムで文書を取りかわす様子は、新しい時代の到来を感じさせました。続けて行われたフォトセッションでは、杉本知事と佐藤が画面越しにハイタッチ。和やかな雰囲気のなかで協定式は終了となりました。

最後に、取材に訪れた媒体各社からの質疑応答があり、今後の具体的な進め方について「まずは行政の DX を推進し、そのうえで全ての生活、産業分野に DX を広げていく」。ノンストップサービスについての具体的なビジョンとして「各種証明書発行や各種申告手続きのデジタル化」といった応答がありました。

図らずもリモートで行われた「「行政×DX」に関する連携協定」協定式。デジタル技術をスマートに活用して行われたこの式そのものが、福井県と日本マイクロソフトが新しい時代を共に進む第一歩を記す、これ以上ない機会となりました。

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