160 年以上の歴史を持ち、世界 60 か国 / 約 90 の拠点で多岐にわたるビジネスを展開する伊藤忠商事。生成 AI に関しては「これまでの縦割りの産業構造を大きく変革するものであり、リスクではなく大きなビジネス チャンス」だと捉えており、2023 年 5 月には生成 AI の活用を推進する全社組織「生成 AI ラボ」を設立しています。さらにその 2 か月後には、生成 AI プラットフォーム「I-Colleague」の運用を開始。その活用領域を段階的に拡大しています。
I-Colleague の基盤として採用されているのが Azure です。機密情報を扱える高いセキュリティや、すでに使い慣れていたことが高く評価されました。この上で汎用的な生成 AI 機能のみならず、「個別業務向け専門機能」も提供。その 1 つである「事業投資向け AI 機能」では、投資対象となる企業調査や分析、社内申請の効率化に加えて、事業投資の経験が少ない社員でも即戦力化しやすくなる、といった効果をもたらしています。
グループ全体で 26,000 以上の社員が活用しており、業務時間削減効果は年間 227 万時間以上。しかしそれ以上に重要なのが、AI を日常的に活用することで、社員一人ひとりの「先読み力」が高まり、状況の変化を柔軟に捉え、業務の在り方や新たな価値創出に積極的に取り組めるようになったことです。今後は、全方位的に AI トランスフォーメーション (AIX) を進め、自立型 AI エージェントの実装などを通じて、業務効率化・生産性向上を図り、その先の「業態変革 」へとつなげていくことを目指しています。
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