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2026/07/10

LegalOn Technologies が Foundry Tools などを活用し、AI ビジョンの実現に向けマイクロソフトとのパートナーシップを推進

「法務」と「AI テクノロジー」をかけ合わせた Professional AI for legal「LegalOn」をグローバルで提供する LegalOn Technologies。最近ではグループ会社を通じて、法務以外にビジネス領域を拡大しています。「Professional AI」というコンセプトを軸に持つさまざまなプロダクトで、高度な専門性が要求される経営に不可欠な領域を AI で支援。これによって、日本のみならずグローバルの企業全体の生産性と競争力の底上げを目指しています。

このビジョンのもとでビジネスをさらに拡大するため、2025 年 7 月にマイクロソフトとのパートナーシップを強化。その背景は、AI に対するマイクロソフトのビジョンが、自社が目指す方向と一致していたからだと言います。また、エンタープライズに対するマーケティング支援や、AI の未来像を実現するための技術面での支援も、大きな魅力だと評価されています。

パートナーシップによる成果の 1 つが、2025 年 12 月に発表された Microsoft Word for the Web (Word Online) との連携です。また新機能のリリースやイベント参加、各種コンテンツ制作なども共同で行われています。今後のサービス提供形態としては、メッシュ型で連携する各種専門 AI エージェント群を、Microsoft Copilot をはじめとした汎用エージェント から活用する形を構想。「専門性」×「AI」の世界をさらに発展させていくことを目指しています。

LegalOn Technologies

品質を担保できる「専門家の AI エージェント」を提供できることが最大の強み

法律事務所出身の弁護士 2 名が 2017 年に創業し、創業時から「法務」と「AI・テクノロジー」をかけ合わせ法務向けの Professional AI を提供する株式会社LegalOn Technologies (以下、LegalOn Technologies)。最近では、「すべてのプロフェッショナルに、驚きと感動を。」というパーパスのもと、法務領域の AI だけでなく、グループ会社を通じて HR、営業、エグゼクティブなどさまざまな領域におけるプロフェッショナル実務をサポートする AI を提供しています。

事業の柱となっているのは、法務や契約業務を法務特化型 AI エージェント搭載のグローバル Professional AI for legal「LegalOn」や、企業のガバナンス業務やグループ会社管理業務を AI で一元化・自動化する次世代ガバナンス プラットフォーム「GovernOn」。日本国内のみならず海外への展開も積極的に行っており、グループ会社を含めサービス有償導入企業数は 2026 年 3 月末時点においてグローバルで 8,500 社を突破しています。

「以前はリーガルテックの領域に特化していましたが、現在では法務領域だけにとどまらず、専門性が求められる 経営に不可欠な領域全体へのビジネス展開も進めています」と語るのは、LegalOn Technologies で執行役員・Group CTO を務める深川 真一郎 氏。専門性と AI を掛け合わせた「Professional AI」を通じ、高度な専門性が要求される領域を AI で支援することで、企業全体の生産性と競争力の底上げに、貢献することを目指しているのだと言います。

このコンセプトにもとづく事業拡大を目的として、2025 年 10 月には「株式会社On Technologies」も設立しました。同社では、AI エージェントが組織の一員として人事業務を担う「WorkOn」や、世界水準の営業遂行 AI「DealOn」など、法務領域を超えた AI サービスを展開しています。

「汎用的な AI ではなく、品質や信頼性が担保されている『プロフェッショナルが業務で使える専門家の AI エージェント』を提供できること。これが LegalOn Technologies の強みなのです」。

深川 真一郎 氏, 執行役員・Group CTO (Chief Technology Officer) / Deputy CEO of WorkOn, 株式会社LegalOn Technologies

“マイクロソフトとのパートナーシップを強化した最大の理由は、AI に対するマイクロソフトのビジョンです。MAI や NLWeb が目指す未来が、私たちの考え方と一致していたのです。第 2 は、エンタープライズ企業への提案力を強化できること。そして第 3 が、技術面の支援も受けられることです。当社のようなベンチャー企業が AI の未来を切り拓くには、これも重要な要素です。”

深川 真一郎 氏, 執行役員・Group CTO (Chief Technology Officer) / Deputy CEO of WorkOn, 株式会社LegalOn Technologies

AI の未来を見据えたマイクロソフトのビジョンに共感しパートナーシップを強化

この強みを最大限に活かしさらなるビジネス成長を遂げていくため、2025 年 7 月にマイクロソフトとのパートナーシップを強化しました。

もちろん LegalOn Technologies とマイクロソフトとの関係は、これが初めてではありません。すでに 2019 年から自社サービスと Microsoft Word を連携させるアドインを提供しており、Microsoft Teams 連携のアドインも 2020 年に提供を開始しています。また 2023 年の初頭には、GPT 3.5 in Foundry Models を Azure 上で使い始めており、現在は Azure AI Search などを利用して各種サービスを提供。さらに、2024 年 6 月には Microsoft 365 Copilot との連携、2025 年 6 月には Microsoft Excel との連携も開始しています。

マイクロソフト テクノロジーの活用は、以前からも積極的に行われてきました。その最大の理由は、法務業務の現場では Word などのマイクロソフト製品が、広く活用されているからです。そのため、これらの製品と LegalOn Technologies のサービスを連携させたいというニーズが強く、この現場の声に応え続けた結果、前述のようなさまざまな連携機能が作られていったのです。

それではなぜ改めて、マイクロソフトとのパートナーシップを強化する決断したのでしょうか。今回の提案はマイクロソフト側から行われましたが、その内容に大きく 3 つの魅力を感じたからだと、深川 氏は説明します。

「マイクロソフトとのパートナーシップを強化した最大の理由は、AI に対するマイクロソフトのビジョンです。MAI※1 や NLWeb※2 が目指す未来が、私たちの考え方と一致していたのです。第 2 は、エンタープライズ企業への提案力を強化できること。そして第 3 が、技術面の支援も受けられることです。当社のようなベンチャー企業が AI の未来を切り拓くには、これも重要な要素です」。

さらに、マイクロソフトと共にこれまでも積極的に進めてきたグローバル展開を、さらに加速することも可能になると言及。技術面での連携のみならず、マーケティングや市場開拓といったビジネス面でも、この連携が重要な役割を果たすことになると述べています。

<脚注>
※1 MAI:Microsoft AI。人類に寄り添い、支援し、常に人のために働く「すべての人のための AI」を開発し、「誰もが AI をパートナーとして使える世界」の実現を目指すマイクロソフトのプロジェクト。このビジョンを実現するため、「MAI-Voice-1」や「 MAI-1-preview」をリリースしています。

※2 NLWeb:Natural Language Web。ウェブ サイトにおけるユーザー体験を「より直感的な会話」に進化させるための、マイクロソフトのオープン プロジェクト。あらゆるウェブ サイトに、自然言語での対話インターフェイスを導入できる仕組みを提供しています。

将来は Microsoft Copilot を軸に「専門性」×「AI」の新たな世界を展開

パートナーシップを強化してからまだ半年程度ですが、すでに成果が現れ始めています。その1つとして深川 氏が挙げるのが、2025 年 12 月に発表された「Microsoft Word for the Web (Word Online) との連携」です。

これは LegalOn 上で Word ファイルを開き、契約書を直接編集ができる、というもの。ユーザーが LegalOn 上で「.doc ファイル」を開くと、自動的に「.docx ファイル」に変換され、Microsoft Word for the web を API 経由で呼び出すことで編集が行えます。また LegalOn の契約リスク チェック機能ともシームレスに連携しており、契約審査業務の効率を大幅に高めることが可能です。

その一方で、マイクロソフトと共同でマーケティングや市場開拓を進めていく取り組みも、すでに始まっています。新機能提供の際のリリースやイベントへの参加、各種コンテンツの制作などが、共同で行われているのです。これらの取り組みは北米市場での認知拡大に、特に大きな効果を発揮していると深川 氏。また、単なるサービス紹介や販売スキームにおける協業にとどまらず、両社が描くビジョンや未来像を市場に伝えることも重視されていると言います。

それでは LegalOn Technologies は、「専門性」×「AI」の世界を今後、どのように発展させていこうと考えているのでしょうか。

この取り組みを加速していくため、プロダクト開発の AI ネイティブ化も進められています。すでに開発環境には GitHub Copilot が導入されており、Microsoft Foundry の活用も視野に入っています。

「マイクロソフトはエンド ユーザー向けの製品はもちろんのこと、開発環境スタックも非常に強力であり、セキュリティと利便性のバランスも高いレベルで実現されています。またグローバルにビジネスを展開しており、エンタープライズでの実績が高いことも大きな特徴です。このような企業を戦略的パートナーにすることは、当社にとって極めて大きな意味を持っているのです」。

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